カテゴリー:
カラーマネージメント
閲覧数:516 配信日:2017-01-12 09:02
ICCプロファイル / 2種類
source (input) profiles
・ソース(入力)プロファイル
destination (output) profiles
・デスティネーション(出力)プロファイル
デバイス単位で分類したICCプロファイル / 3種類
作業プロファイル
モニタープロファイル
出力プロファイル
作成対象デバイスは大きく3つ
・入力デバイス(スキャナやデジタルカメラ)
・ディスプレイデバイス(モニタ)
・出力デバイス(プリンタ)
提供元で分類したICCプロファイル / 2種類
標準的なプロファイル
・デバイスメーカーが作成する
・メーカーは、プロファイリングソフトウェアやツールを使ってプロファイルを作成
・同じデバイスのグループのカラー特性をコントロールされた条件下でテストしている
・デバイスに付属されるプロファイルは、そのデバイスや動作環境に特有のものではない
カスタムプロファイル
・使用環境下で特定のデバイスについて記述
・通常、分光光度計や比色計といったカラー計測機器とその付属のソフトウェアを使って作成される
カラープロファイルの種類
sRGB
Adobe RGB
一般的な CMYK インクのカラープロファイル
sRGB
Windows の標準的な色空間
・Windowsや一般的なモニタ、デジタルカメラの多くは、sRGB
・主にWEB(インターネット)でよく使用される色空間
・OSやほとんどの液晶モニターはこのsRGBを表示する事を前提として作られている
・国際標準規格で定まっているため、多くのデバイスで準拠されている
・そのため、入力・出力の差異を少なくしやすい
・一般的なモニタやプリンタで色を再現出来るように、色域が少し狭くなっている
・色によっては印刷で出せる色域より狭い部分もある
AdobeRGB
主に印刷で使用される色空間
・Adobe Systemsによって提唱された
・sRGBに比べて表現できる色の幅が広い
・印刷等のDTP分野で使われている事が多い
・sRGBよりも広い(鮮やかな)色まで再現することができる
・プリンターが印刷できる色をより広くカバーすることができる
・AdobeRGB対応のモニターを使用する場合はカラーマネージメントツールによる調整は必須
・sRGBがOSの標準なため、調整をしないととても派手な画面表示となってしまうから
・AdobeRGBは通常のオフセット印刷の色域よりかなり広く、印刷(CMYK)で再現出来る色をほぼ使うことが可能
・蛍光のグリーンやオレンジ、明るい水色などの印刷で再現出来ない色を使うとCMYK変換後の色の落差に絶望することになる
・本来であれば、Adobe RGBに則ったデータの方が正確な色を表現できるが、対応していないディスプレイやブラウザで表示を行おうとすると色がくすんでしまう
・AdobeRGBの色を再現出来るモニタもあるが、十万円以上するような高額なものに限られてしまう
「sRGB」と「AdobeRGB」のどちらがいいの?
どちらがいいというよりも、お客さまの制作段階からねこのしっぽで印刷するまでに、一貫して同じ設定を使う事が重要