ICC とは?
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投稿日:2016-11-05
更新日:2017-02-27
色に関する国際標準化団体「 International Color Consortium」の略称
・「デバイス間で一貫した色を実現すること」に関心のある企業のコンソーシアム
コンソーシアムとは?
・互いに力を合わせて目的に達しようとする組織や人の集団
・共同事業体
カラーマネジメントにおいて、インターナショナル・カラー・コンソーシアム (International Color Consortium、略称:ICC) が公表した標準
・ICCメンバー企業の代表者が共同で仕様書を作成し、必要に応じて更新
・メンバーの過半数の承認は、仕様の変更が承認される前に達成されなければならない
・「デバイス間で一貫した色を実現すること」に関心のある企業のコンソーシアム
コンソーシアムとは?
・互いに力を合わせて目的に達しようとする組織や人の集団
・共同事業体
ICC仕様とは?
カラーマネジメントにおいて、インターナショナル・カラー・コンソーシアム (International Color Consortium、略称:ICC) が公表した標準
・ICCメンバー企業の代表者が共同で仕様書を作成し、必要に応じて更新
・メンバーの過半数の承認は、仕様の変更が承認される前に達成されなければならない
プロファイル とは? / ICCプロファイル とは?
プロファイル とは?
特定機器の色特性や見た目の要求仕様を記述したもの
・デバイスの入力と出力の「色空間マッピング」や「プロファイル接続空間 (PCS)」で定義される
色空間マッピング
・表形式で示す
・表にない値には内挿を行うか、変換のための一連のパラメータを用意する
ICCプロファイル とは?
ICC仕様に準拠したプロファイル
・カラーマネジメントにおいて、インターナショナル・カラー・コンソーシアム (International Color Consortium、略称:ICC) の公表した標準に従い、色に関わる入出力機器や色空間を特徴付ける一連のデータ
・スキャナまたはカメラから「画像を入力」して「モニタに表示」したり「印刷」したりする際、「正しい色再現を得る」のに役立つファイル
・デバイスが受信または送信するカウンタ (電子回路)と、「ICCによって定義された標準色空間」と「CIEによって国際的に定義された測定システム」に基づいて定義される
・従って、スキャナ、カメラ、ディスプレイ、プリンタそれぞれのプロファイルがある場合、それらが標準色空間を参照するという事実を組み合わせることで、(スキャナやカメラから画像を取得する際に)正しい色を得ることが出来、印刷または表示することが出来る
・「デバイスが表現できる色空間」を定義したファイル
・ある「特定デバイス」が、「どのようにカラーを再現するか」「デバイスのカラースペースを記述するか」、について記述したファイル
・「入力」「出力」「ディスプレイ」デバイスが持つ色空間の情報を数値で表したもの
・3原色の座標,白色点の座標, トーン応答曲線 (RGB 値のガンマ補正のこと) などの情報が含まれている
・ファイル形式(拡張子)は.icc
・「カラープロファイル」とも呼ばれる
ICCプロファイルの特徴
・フォーマットを正確に定義している
・アルゴリズムや処理の詳細は定義していない
→ ICCプロファイルを使用したアプリケーションやシステムには様々なバリエーションが生まれる
構成
・デバイス座標をICCによって定義された標準色空間のものに関連付けるデータのテーブルで、構成されている
・特殊なワークフローアプリケーション用に特別なタイプのプロファイル(devicelinkおよびabstract)が定義されている
プロファイル接続空間 (PCS)
・CIELAB (L*a*b*)
・CIEXYZ
ICCプロファイルの位置付け
ICCプロファイルの位置付け
バージョン4のICC仕様
ICCプロファイル仕様のバージョン4は2001年に公開されました。v4プロファイルフォーマットは、以前のv2仕様と比較していくつかの変更点を導入しました。これらの変更には多くの利点がありますが、その中で最も重要なのは、仕様からのあいまい性の除去とPCSのより正確な定義です。 V4仕様の利点の詳細は、こちら(ICC1V42.book)を参照してください。
これらは、使用されているプロファイルの性能の予測可能性を改善し、解釈の主要な差異を減少させる。したがって、プロファイルのペアを使用する場合は、どのCMMが使用されているかにかかわらず、常に同じ結果を生成する必要があります。 v4仕様を使用する理由の要約があります。
色管理要件が進展するにつれて、プロファイル仕様書はICCのメンバーによる継続的レビューのプロセスを経る。現在のバージョンはICC.1:2010-12(バージョン4.3.0.0)であり、ICC仕様書のページと、ICCメンバーが承認した改訂版とともに入手できます。
仕様はISO標準(ISO 15076-1)として承認されており、ICC仕様ページのバージョンはISOの出版物と互換性があります。
ほとんどのプラットフォームおよびカラー管理アプリケーションは、ICC V4に移行されました。
・Version 4 ICC SpecificationICCプロファイル仕様のバージョン4は2001年に公開されました。v4プロファイルフォーマットは、以前のv2仕様と比較していくつかの変更点を導入しました。これらの変更には多くの利点がありますが、その中で最も重要なのは、仕様からのあいまい性の除去とPCSのより正確な定義です。 V4仕様の利点の詳細は、こちら(ICC1V42.book)を参照してください。
これらは、使用されているプロファイルの性能の予測可能性を改善し、解釈の主要な差異を減少させる。したがって、プロファイルのペアを使用する場合は、どのCMMが使用されているかにかかわらず、常に同じ結果を生成する必要があります。 v4仕様を使用する理由の要約があります。
色管理要件が進展するにつれて、プロファイル仕様書はICCのメンバーによる継続的レビューのプロセスを経る。現在のバージョンはICC.1:2010-12(バージョン4.3.0.0)であり、ICC仕様書のページと、ICCメンバーが承認した改訂版とともに入手できます。
仕様はISO標準(ISO 15076-1)として承認されており、ICC仕様ページのバージョンはISOの出版物と互換性があります。
ほとんどのプラットフォームおよびカラー管理アプリケーションは、ICC V4に移行されました。
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インターナショナル・カラー・コンソーシアム
INTERNATIONAL COLOR CONSORTIUM
About ICC
ICC Frequently asked questions
ICC Specifications
Is your system ICC Version 4 ready?
考え方
異なる色空間
色空間が異なれば、同じRGB値でも見える色は異なる
・RGB数値は同じでも、どの色(sRGB、AdobeRGB)で塗られたか不明
RGB色空間からCMYK色空間への変換
1.両者のICCプロファイルを取得
2.RGB値をPCSへ変換
・RGBのプロファイルを使い、それぞれのRGB値をプロファイル接続空間(PCS、profile connection space)へ変換
・必要ならば、L*a*b* と CIE XYZ の間でPCSを変換する(この変換過程は正確に定義されている)
3.CMYK色空間へ変換
・PCSを、C、M、Y、K の4つの値へ変換
ICCプロファイル の種類
ICCプロファイル / 2種類
source (input) profiles
・ソース(入力)プロファイル
destination (output) profiles
・デスティネーション(出力)プロファイル
デバイス単位で分類したICCプロファイル / 3種類
作業プロファイル
モニタープロファイル
出力プロファイル
作成対象デバイスは大きく3つ
・入力デバイス(スキャナやデジタルカメラ)
・ディスプレイデバイス(モニタ)
・出力デバイス(プリンタ)
提供元で分類したICCプロファイル / 2種類
標準的なプロファイル
・デバイスメーカーが作成する
・メーカーは、プロファイリングソフトウェアやツールを使ってプロファイルを作成
・同じデバイスのグループのカラー特性をコントロールされた条件下でテストしている
・デバイスに付属されるプロファイルは、そのデバイスや動作環境に特有のものではない
カスタムプロファイル
・使用環境下で特定のデバイスについて記述
・通常、分光光度計や比色計といったカラー計測機器とその付属のソフトウェアを使って作成される
カラープロファイルの種類
sRGB
Adobe RGB
一般的な CMYK インクのカラープロファイル
sRGB
Windows の標準的な色空間
・Windowsや一般的なモニタ、デジタルカメラの多くは、sRGB
・主にWEB(インターネット)でよく使用される色空間
・OSやほとんどの液晶モニターはこのsRGBを表示する事を前提として作られている
・国際標準規格で定まっているため、多くのデバイスで準拠されている
・そのため、入力・出力の差異を少なくしやすい
・一般的なモニタやプリンタで色を再現出来るように、色域が少し狭くなっている
・色によっては印刷で出せる色域より狭い部分もある
AdobeRGB
主に印刷で使用される色空間
・Adobe Systemsによって提唱された
・sRGBに比べて表現できる色の幅が広い
・印刷等のDTP分野で使われている事が多い
・sRGBよりも広い(鮮やかな)色まで再現することができる
・プリンターが印刷できる色をより広くカバーすることができる
・AdobeRGB対応のモニターを使用する場合はカラーマネージメントツールによる調整は必須
・sRGBがOSの標準なため、調整をしないととても派手な画面表示となってしまうから
・AdobeRGBは通常のオフセット印刷の色域よりかなり広く、印刷(CMYK)で再現出来る色をほぼ使うことが可能
・蛍光のグリーンやオレンジ、明るい水色などの印刷で再現出来ない色を使うとCMYK変換後の色の落差に絶望することになる
・本来であれば、Adobe RGBに則ったデータの方が正確な色を表現できるが、対応していないディスプレイやブラウザで表示を行おうとすると色がくすんでしまう
・AdobeRGBの色を再現出来るモニタもあるが、十万円以上するような高額なものに限られてしまう
「sRGB」と「AdobeRGB」のどちらがいいの?
どちらがいいというよりも、お客さまの制作段階からねこのしっぽで印刷するまでに、一貫して同じ設定を使う事が重要
画像
・画像が持つ色空間の情報を保存するために,カラープロファイルの埋め込みに対応している
・画像にはどんな ICC プロファイルでも埋め込めますが、ディスプレイやカメラのものが直接埋め込まれることは稀
サイズの問題
ICC プロファイルは数キロバイトあり、画像に埋め込むと微妙に重くなる
・画像をふんだんに使ったページでは気になるかも
カラープロファイル(ICCプロファイル)
sRGB profiles
Photoshopの「色が合わない」全部解決します!
https://cweb.canon.jp/e-support/guide/pdf/printing-for-photoshop.pdf
ICCプロファイルとは?
ICCプロファイル
無料の色度図作成ソフトColorACで自分のモニタ色域を確認する方法
SVG 1.1 (第2版)