カテゴリー:
RGB
閲覧数:1089 配信日:2016-08-07 09:03
色温度とは?
ある光源が発している光の色を定量的な数値で表現する尺度(単位)
・「光の色」を表すのに使われる数値
・単位には熱力学的温度の K(ケルビン) を使用
・人の目に映る様々な(物体に反射した)光の色を表すものではなく、太陽や照明のような光源の色味を表す指標として使われる
どのような物質も、高熱を加えると、その温度によってさまざまな波長の光を放射するようになる
・その色合いは、物質ごと、温度ごとに微妙に異なる
・同じ物質でも温度によって色は異なる
・色温度は、表現しようとする光の色をある温度(高熱)の黒体から放射される光の色と対応させ、その時の黒体の温度を表現する尺度(単位)として使用している
黒体が放射する光の波長の分布
・温度が低い時は暗いオレンジ色であり、温度が高くなるにつれて黄色みを帯びた白になり、さらに高くなると青みがかった白に近くなる
色温度は何のために使用するの?
写真やテレビ、パソコンのモニタ(ディスプレイ)などで、色を正確に再現するため
・人間の眼は大変優れているため、太陽光の下でも電球の下でも「白い」ものは「白い」と認識することが可能
・一方、例えばカメラのセンサーは、被写体が反射する光を捉える際に光源の影響を受ける
・これを補正するため、色温度の調整が必要となる
モニターの色温度は、用途によって異なる
・印刷(撮影やレタッチも)は、印刷学会が推奨する設定値の「D50:5000K」で、WEBでは、「D65:6500K}が適している
・D50(5000K):「D65」と比較すると黄色っぽく感る
・D65(6500K):「D50」と比較すると青っぽく感じる
色の再現性
D65:6500K
・WEB
・sRGB
・Adobe RGB
・アメリカのカラーテレビ(NTSC)
・蛍光灯「昼光色」
D50:5000K
・印刷(撮影やレタッチ)
・Lab
・Photoshop の Lab
・蛍光灯「昼白色」
3000K
・蛍光灯「電球色」
機材の色温度をすべて5000kに揃えよう。写真の色が正確にわかる
http://cafe.mis.ous.ac.jp/sawami/%E9%BB%92%E4%BD%93%E8%BC%BB%E5%B0%84.PDF
・White point (白色点)の誤差
・CMS note
D65(6500K)
sRGB や Adobe RGB の標準光源
・白色点に D65 を使用
D50(5000K)
Lab の標準光源
・Photoshop など
・白色点に D50 を使用することが多い
sRGB luminance: technology, standards, and color science
4_02.pdf
RGB ⇔ Lab